資料:キャロリーヌ化粧品 開発室 提供

資料:キャロリーヌ化粧品 開発室 提供
分類:炭素 |
フラーレン(Fullerene)はグラファイト(黒鉛)・ダイヤモンドに次ぐ第三の炭素の総称です。フラーレンを構成する原子は黒鉛中の炭素と同じ種類ですが、60個以上の炭素原子が強く結合して球状に閉じたネットワーク構造を形成しています。フラーレンの代表選手であるC60はサッカーボールと同じ形をした球形分子で、直径は約0.7ナノメートル(1ナノは10億分の1メートル)です。 C60は1970年に大澤映二博士(豊橋技術科学大学教授)により予言され、1985年にクロトー博士(サセックス大学教授)・スモーリー博士(ライス大学教授)・カール博士(ライス大学教授)の3名により発見されました。3名は、1996年にその功績でノーベル賞を受賞しました。 1990年にホフマン博士(アリゾナ大学教授)・クレッチュマー博士(マックスプランク研究所)の共同開発チームが単離することに成功し、1991年に米国のATTベル研究所がフラーレン薄膜に金属カリウムをドープして18Kという高い転移温度を持つ超伝導体を作り出してから世界中の科学技術者が注目しています。 | ![]() |
カーボンナノチューブに代表される、工業分野での研究・開発は非常に盛んで次々に新しいものが生まれています。医薬の分野では、世界で最も権威のある学術誌の一つである「サイエンス」に1991年に発表された論文はライフサイエンスの研究者に衝撃を与え、フラーレンがあたかもスポンジのように生体に有害であるRadical(ラジカル、活性酸素を含む活性分子種)を分子レベルで消去吸収して無害化するという内容のものでした。 |
化粧品原料への転用 県立広島大学・生命環境学部 三羽信比古教授らの研究グループは、三菱商事が100%出資して設立したフラーレン・ライフサイエンス研究開発のベンチャー:ビタミンC60バイオリサーチ社との共同研究により、水溶性フラーレンに高いがん転移抑制効果があることを確認致しました。 同社は、ライフサイエンス全般でのフラーレンの応用を想定した研究を推進しており、化粧品成分のみならず医薬品原料の基準を満たしている精製フラーレン(商品名:BioFullerene®)と水溶性フラーレン(商品名:RadicalSponge®)の開発に成功しています。 ライフサイエンス分野にて"ラジカルコントロール"(活性酸素を含む人体に有害なラジカル種の消去)という概念の提唱、追及により人類の健康に貢献することを目指します。共同研究成果は、ビタミンC60バイオリサーチ社の開発した水溶性フラーレンが活性酸素を効果的に消去するだけではなく、皮膚がんの転移・拡大も防止する効果があることを意味しており、今後の化粧品有効成分などへの利用が大きく期待されるものです。 |
化粧品としてのはたらき |
フラーレンは研究が進むにつれ、エイズやパーキンソン病など様々な難病への応用が期待されるようになってきました。現在分かっているだけで、下記のような効果が判明しています。 ●活性酸素除去 | 県立広島大学・三羽研究室・三羽教授による実験結果の写真で、HMV-II細胞(ヒト皮膚メラノーマ)という細胞にテオフィリン添加し37℃で5日間、フラーレン添加の有無によるメラニン産生の様子を比較したものです。フラーレンを加えなかった左写真では大量のメラニンが産生されて黒くなっていますが、フラーレンが添加された右写真ではメラニンが少なく、細胞構造がはっきりとわかります。 |
シミや皮膚老化予防の外用薬としては、専門医の間ではトレチノイン配合の軟こうが実用化して、効果を上げていますが、副作用や有効期限の短さ(製剤の安定性の問題)のために、薬事法による承認が得られないという事実があります。 フラーレンは特殊な形状をした100%炭素であるゆえ、副作用はなく安定性もまったく問題ありません。日本化粧品工業会にも登録されており、既に多くの化粧品に配合されています。 フラーレン配合化粧品の開発ははじまったばかりですが、フラーレンを上手く応用すればシミ対策や皮膚の老化予防にとどまらず、あらゆる化粧品の種類に大きく貢献するであろうと考えられます。 |
| ビタミンC60バイオリサーチ社資料に基づいて作成しました。 |
資料:キャロリーヌ化粧品 開発室 提供
表示名:アルガニアスピノサ核油 分 類:植物油 特 性:皮膚保護、エモリエント性 | |
| 世界的に注目されているアルガンオイルは、モロッコ固有の植物オイルで、古くからサハラ砂漠の遊牧民の間で料理や薬用・美容目的で重用されてきました。このアルガンオイルは現在地球上でモロッコの南西部、サハラ砂漠の南端地域にしか存在しないアルガンツリー(アルガニアスピノーサ)の果実の種子(仁)から採ったオイルです。 | ![]() |
| アルガンツリーの100kgの果実から、わずか1リットルしか採取できない大変希少価値の高いオイルです。アルガンツリーが生育する区域は、砂漠化を防ぐ地球環境資源としての重要性から、ユネスコの生物圏保護区域に指定されています。モロッコでは国をあげて、その保護と資源の利用に乗り出しています。 アルガンオイルは、さまざまな方に愛用されている高価な美容オイルです。モロッコでは、200年も前から生活の中に取り込まれた健康・美肌の秘訣でした。肌をダメージから保護し、また、皮膚の水分・油分を補い保ちます。必須脂肪酸を補給することにより、皮膚の乾燥を防ぎます。細胞の機能を保護することにより皮膚をすこやかに保ちます。外的ダメージ(太陽光、厳しい気候、ストレス、タバコ等)の影響に対して、肌を保護します。 また傷んだ爪のお手入れにも使用され、こうした爪を保護します。傷んだ髪の毛にはつやを与えます。ボディマッサージに使用すると、皮膚の柔軟性を保ち、セルライト対策にも使用されます。 |
アルガンオイルは、「体に良い」ということでも注目されています。まず、長い間無農薬で自然に育ってきた植物から採れたオイルであること、そして採油が人工的でないこと。 オレイン酸・リノール酸タイプであるアルガンオイルは、オリーブオイルと同様に、80%の不飽和脂肪酸を含んでいます。しかしながら、アルガンオイルは、必須脂肪酸が豊富なため(リノール酸 > 34%)、オリーブオイルよりも明らかに優れています。この脂肪酸組成が、アルガンオイルに栄養上の確かな価値を付与しています。 また、美肌・老化防止に利くといわれるビタミンEをオリーブオイルの2~3倍含みます。活性酸素の予防老化防止、防腐効果など様々な働きが注目されています。 | ![]() |
| 当社では、クレンジングはもちろん、乳液やクリームの処方中にもアルガンオイルを処方することで、お肌の潤いを他の植物油よりも優れた保湿性を保ちながらさっぱり仕上げます。 |
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| 右から左へ、生の果実、乾燥させた果実、果実の中にある木の実、木の実を割った殻と胚。オイルが取れる胚以外の部分も無駄にされることはありません。乾いた果肉は、家畜の餌に、胚を包む殻はかまどの焚き付けに、油の絞りかすも家畜の餌にと再利用され、使い切れない分は、市場で売られます。 |
| 株式会社アンコールアン資料参照 |
資料:キャロリーヌ化粧品 開発室 提供